胡雪巌旧宅
所在地:中国浙江省杭州市上城区元宝街18号
訪問理由:中国庭園様式で建てられた有名人の有名な旧居
当サイト評価:★★★★★
営業時間:8時から17時30分まで
胡雪巌旧居
胡雪巌旧居は、杭州市の大井巷歴史保護区東側の元宝街に位置します。1872年に着工し、胡雪巌が絶頂期にあった1875年に完成しました。この旧居は、中国伝統建築の特徴と西洋建築様式を融合させた建造物です。南北に長く、東西に広がり、敷地面積は10.8ムー(約0.72ヘクタール)、建築面積は5,815平方メートルを有します。その配置は、建築様式から家具調度に至るまで、「清末(1639-1912年)における商人の豪邸の極致」と称えられています。
胡雪巌について
胡雪巌(1823-1885年)は19世紀末の著名な実業家です。その生涯は驚くべき逸話に満ちています。当初はただの銭庄(旧式銀行)の使い走りでしたが、やがて有力な官僚と交わり、救済事業に尽力することで朝廷に大きく貢献しました。洋務運動期には、外国人技術者を雇用し、海外から機械を導入し、数多くの功績を残しました。数々の経験を経て、やがて成功した実業家へと成長しました。銭庄と質屋を基盤とした金融網を築き、薬局や絹糸店を経営し、商業活動を行う一方で、外国商人との貿易戦争も繰り広げました。
建築的特徴
胡雪巌旧居は緻密で精巧な設計が施されています。ここでは居住空間が庭園と融和し、使用された建築資材は紫禁城にも匹敵するほどです。木彫、磚彫(せんちょう)、石彫、彩飾のいずれもが卓越した工芸技術を特徴としています。旧居全体の建設には3年の歳月と300万銀元(中国古代の主要通貨)が費やされ、民間工芸美術の宝庫となっています。
庭園内には様々な奇怪な形をした太湖石が多数配置されています。中庭の築山は中国最大の人工鍾乳洞です。邸内に入ると、うねるように続く明るい回廊と暗い路地、亭や台や開けた広間、中庭と築山、流れる小川に架かる小さな橋、精巧な門楼が、訪れる人を巨大で魅惑的な迷宮の中にいるかのように感じさせます。ここではまた、唐伯虎、董其昌、鄭板橋などの著名文人の書道や石刻を見ることができます。また、轎庁(かごの間)に展示された二台の精巧な紫檀製官用轎(かご)も鑑賞に値します。
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