越秀公園
所在地
中国広東省広州市越秀区解放北路960号
訪れる理由
広州最大の公園で、美しい自然景観があります
評価★★★★
開園時間
6:00~21:00
越秀公園は、もとは「越秀山」と呼ばれ、広州市最大の公園で、総面積は92万平方メートルに及びます。園内には樹木が生い茂り、色とりどりの花が咲き誇ります。毎年、春節(旧正月)が近づくとここで「迎春花市」が開催され、秋には菊の展示会も開かれます。園内には、3万人以上を収容できる大きなスタジアム、広州市のシンボルである五羊石像、鎮海楼、中山記念堂、明代に築かれた古城壁などを見つけることができます。

公園の見どころ
越秀公園は山を主体とした公園です。越秀山、木殼岡、長腰岡、鯉魚頭岡、桂花岡の7つの丘陵と、東秀湖、南秀湖、北秀湖の3つの人造湖で構成されています。風景の素晴らしい東秀湖と南秀湖は、絵画、スケッチ、釣りに理想的な場所です。また、アスレチック広場、バーベキュー場、体育館などもあります。加えて、園内では楼閣、亭、あずまや、水榭、五層楼など様々な中国建築様式の建物や、鎮海楼、五羊石像を見学することができます。

越秀公園の歴史
越秀公園は、広州の歴史的背景に根ざし、数世紀にわたる時間軸を持ち、都市の発展と密接に結びついています。
その起源は古代に遡り、越秀山(白雲山の支脈)の位置は、地元の歴史において重要な役割を果たしてきました。前漢時代、南越王の趙佗が越秀山で臣下たちのために盛大な宴会を開いたと伝えられており、これがこの山と政治的・社会的活動との初期の結びつきを示しています。その後、南漢時代には、山は王家の娯楽の場となり、ここに越王台が築かれ、宮廷の宴会や行楽の場として利用されました。

越秀山が現代的な公衆公園へと変貌を遂げたのは、20世紀初頭のことです。1921年、偉大な民主主義革命家である孫文(孫中山)が、市民に憩いの場を提供するため、越秀山を公園とする命令を発布しました。この構想は1926年、小規模な管理のもとで公園が一般公開されたことで実現しました。
中華人民共和国成立後、公園は体系的な開発と拡張が進められました。1957年、越秀公園は周辺の景勝地や緑地を統合した総合都市公園として正式に設立されました。その後の数十年間にわたり、鎮海楼や明代古城壁などの歴史的遺構が修復され、公共レクリエーションおよび文化施設としての機能を高めるために新たな設備が追加され、継続的に改修・アップグレードが行われてきました。今日、国家重点公園および国家4A級観光地として、越秀公園は広州の歴史的変遷を生き証言する存在であり、自然景観と深遠な文化的遺産を融合させています。
越秀公園の主な見どころ
鎮海楼
鎮海楼(五層楼とも呼ばれる)は、越秀山の頂上に位置します。1380年に建立された、嶺南の特色が強く表れた古建築です。建物の高さは28メートル、五層構造で、一・二層は赤砂岩、上層は青レンガで造られています。歴史上幾度か再建を繰り返し、現在は国家重点文物保護単位に指定され、広州市博物館の展示館としても活用されています。

五羊石像
五羊石像は、広州で最も有名なランドマークの一つです。越秀山に位置し、1959年に彫刻家の尹積昌らによって制作されました。この像は5頭の山羊を描いており、中国の文化において幸運と繁栄の象徴とされています。伝説によれば、5人の仙人が5頭の山羊に乗って広州に降り立ち、稲穂と祝福をもたらしたと言われています。その後、山羊は石に変わり、この像は都市のシンボルとなったのです。

広州美術館
公園内の木殼岡の上に建っています。1959年に建設され、広州市のシンボルと見なされており、広州は「羊城」の別名を持ちます。館内には中国絵画や書道の優れた作品、硯、金彩木彫、陶磁器など、数多くの美術工芸品が収蔵・展示されています。
明代広州城壁(越秀山古城墙)
越秀公園内にある明代の広州城壁は、広州に現存する唯一の古代城壁です。明初に築かれ、明代の三大文物の一つとされています。壁の全長は1,137メートルで、下部は赤砂岩の切石、上部は青レンガで造られています。壁の隙間から生え、その根が壁を覆う古木も見られ、独特の景観を呈しています。広州の歴史を物語る重要な証人です。

中山記念碑
中山記念碑は、越秀山主峰の最南端に位置します。偉大な民主主義革命家である孫文(孫中山)を記念して1929年に建立されました。記念碑の高さは37メートルで、四角錐形をしています。台座の周りには26頭の羊の彫刻が配され、「羊城」(広州の別称)を暗示しています。碑の前面には大理石に刻まれた孫文の遺訓が掲げられ、彼の祖国への献身を示しています。
越秀公園へのアクセス方法
1. 地下鉄(最もおすすめ)
地下鉄は越秀公園に最も早く、手間のかからないアクセス方法で、公園の入口まで直接行くことができます。
・路線と駅: 地下鉄2号線に乗車し、「越秀公園駅」(B1出口)で下車してください。
・徒歩距離: B1出口を出たら右に曲がり、約2〜3分歩くと、左手に公園のメインゲートが見えてきます。
・注意: 地下鉄は毎日およそ6:00から23:30まで運行しています。駅で片道券を購入するか、広州地下鉄カードを利用すると乗り換えが便利です。
2. バス
越秀公園の近くには複数のバス路線が停車し、途中の街並みを楽しみたい方に適しています。
・主要バス停と路線:
- 越秀公園駅(メインゲート): 2、10、33、55、66、76、180、215、233、297、B2系統など。
- 越秀山南門駅: 5、21、58、87、101、103、105、108系統など。
・徒歩のコツ: バスを降りたら、「越秀公園」の案内表示に従って歩いてください。バス停によって異なりますが、通常5〜8分ほどで到着します。
3. タクシー/配車サービス(グループに最も便利)
荷物が多い場合やグループでの移動には、タクシーや配車アプリ(例:Didi)が理想的です。
・目的地入力: 運転手に「越秀公園メインゲート(解放北路960号)」と伝えるか、アプリに入力してください。
・料金の目安: 広州駅からは約15〜20元、広州南駅からは交通状況によりますが約80〜100元です。
・注意: 公園には複数のゲートがありますので、事前に運転手とどの入口かを確認してください。
4. 徒歩(近隣宿泊者の場合)
北京路歩行者天国や中山記念堂などの近くに宿泊されている場合は、徒歩も良い選択肢です。
・ルート例: 中山記念堂から解放北路を北に約10分(約800メートル)歩くと、公園の南門に到着します。









