晋祠

晋祠は中国山西省太原市の南西に位置し、10棟以上の古代建築が立ち並びます。静謐な環境、魅力的な景観、精巧な建築、そして生き生きとした塑像群によって、長年にわたり世界的な名声を博してきました。庭園芸術、彫刻芸術、碑文芸術を融合した歴史的遺産です。

 

晋祠の歴史


約1400年前に創建され、その後数世紀にわたって拡張が続けられました。100点以上の彫像、建築物、壇、橋からなる多様なコレクションが形成されています。最も著名な建築は1032年に建立された聖母殿で、八本の柱にはうねる木彫りの龍が巻き付き、反り上がった二重の軒を支えています。敷地内には周代に植えられた樹齢3000年の柏を擁する古典庭園もあり、隣接する王氏祠堂は明代の高官・王瓊のために1532年に建てられた私邸です。

 

晋祠の見所


主要建築物は東西の中心軸に沿って配置されています。水鏡台、会仙橋、金人台、対越坊、鐘鼓楼、献殿、魚沼飛梁、聖母殿がこれに当たります。北側には叔虞祠、昊天神祠、文昌宮が、南側には水母楼、難老泉亭、舎利生生塔が建ち並びます。建築群は厳格な寺廟構造を持ちながらも、もう一つの視点では皇室庭園の趣を感じさせます。周代の柏や隋代の槐の木は今も青々と茂り、幾千年の風雪に耐えた古木の枝が複雑に絡み合っています。難老泉の清らかな流れ、宋代侍女像の優れた造形と共に「晋祠三絶」と称えられています。

Jinci Temple

晋祠三絶

侍女像:聖母殿に安置される43体の侍女塑像は、生き生きとした表情と情感に満ち、それぞれの役割と性格が表現されています。北宋の宮廷生活、服飾文化、彩色塑像芸術を伝える貴重な資料です。

 

周柏:樹齢3000年以上、西周時代に遡る歴史を持ち、「臥龍柏」とも呼ばれるその姿は、宋代の詩人・欧陽修が詩に詠むほど印象的です。

 

難老泉亭:「難老泉」から湧き出る清冽な水は「晋祠第一泉」と称され、詩人・李白もその美しさを詩に残しました。亭内の扁額も見所の一つです。

 

聖母殿
晋祠の中心建築で、宋代建築の代表作です。北宋時代に建立され、柱に巻きつく木彫蟠龍は中国現存最古の木彫作品として知られています。中国古代建築芸術の発展を体感できる空間です。

水鏡台
晋祠入口で最初に出迎える建築で、演劇舞台として使用されてきました。年に一度の廟会はここで開催され、台内の扁額は晋祠の名額の一つに数えられます。

 

対越坊
中軸線上で聖母殿へ至る必经の門です。1576年に建立された400年以上の歴史を持ち、扁額は晋祠三大名額の一つとして名高く、力強い筆致が印象的です。

 

ベストシーズン


気候の良い春と秋がおすすめです。春は境内に花が咲き乱れ、秋は涼しく過ごしやすく、銀杏の黄葉が寺院を彩ります。夏季は観光の最盛期となるため、混雑を避けたい方は11月から3月の訪問をご検討ください。

 

晋祠へのアクセス


晋祠は太原市街から約27キロメートルに位置し、市街地からタクシーで約40分です。

 

飛行機
太原武宿空港から車で約30分です。

 

鉄道

太原駅からはバス308番、804番、856番でアクセス可能です。

太原南駅からは車で約30分です。

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