鷄足山
場所
大理白族自治州・賓川鎮の西側に位置します。
おすすめポイント
中国でも有名な仏教寺院の一つです。
評価★★★★★
営業時間
・午前8時~午後6時
鷄足山(中国名:鸡足山)は、大理にある国家AAAA級観光地です。南アジアや東南アジアでも名声高い仏教聖地であり、峨眉山、五台山、普陀山、九華山と並び「中国五大仏教名山」の一つに数えられています。また、「中国十大仏教名山」の一つでもあり、大理を代表する重要な国立風景区です。仏教文化と自然景観を基調とし、巡礼、仏教研修、観光、学術調査などを兼ねた多機能な観光地となっています。
場所
鷄足山は、雲貴高原の賓川県北西部に位置し、西は大理・洱源に、北は鶴慶に接しています。山の形が鶏の足に似ていることから、この名が付けられました。

名声
東南アジア有数の仏教聖地であり、中国仏教とチベット仏教の交わる地として知られ、「中国仏教第一山」などの誉れ高い称号を持っています。中国の44カ所の重点名勝観光地の一つにも指定されています。
歴史
伝説によれば、釈迦牟尼仏の最初の弟子の一人が金蘭袈裟と仏舎利(仏歯)を鷄足山に持ち帰ったとされています。
唐代には既に多くの寺院が建てられ、元・明代には「八大寺、七十一叢林」が営まれ、その中で寂光寺が中心的な寺院でした。清代には主寺院として祝聖寺が建てられ、他に35の寺院と72の庵堂があり、およそ2000~3000人の僧侶と尼僧が修行に励んでいたと言われます。

見どころ
【祝聖寺】
鷄足山最大の寺院である祝聖寺は、明の嘉靖年間に創建されました。清代には著名な禅僧・虚雲和尚が資金を集めて再建。寺院の左壁には「鷄足山全景図」が描かれています。山門前には半円形の池が掘られ、その上に八角形のあずまやが建てられています。寺院全体は壮大なスケールで、民族色と宗教的特色に富んだ造りです。

【金頂寺】
鷄足山の最高峰、標高3248メートルの天柱峰の頂上に位置します。もとの金殿は、明代(1637年)に昆明の鳴鳳山から移築されたものでしたが、文化大革命の時期に破壊されました。天柱峰頂上の楞厳塔は、高さ42メートル、13層からなります。2層目に登ると、周囲の美しい景色を見渡すことができます。
【華首門(Huashoumen)】
「中華第一門」とも称される華首門は、標高約3100メートルに位置します。切り立った崖のような天然の石門で、野生の猿や寺で飼われている鶏が歩き回る姿が見られることもあります。信心深い仏教信者がここで跪き、耳を石門に押し当てると、かすかに木魚の音や読経の声が聞こえると言い伝えられています。門の下を流れる泉は「眼淚泉」と呼ばれます。伝説では、仏の弟子・迦葉尊者が華首門を通って入定した時、その後について行けなかった二人の僧が悔し涙を流し、それが泉になったとされています。地元の人々はこの水が眼病に効くと信じており、「眼薬泉」とも呼ばれています。門の前には参拝客が休んだり瞑想したりできるように座布団が敷かれることもあり、無料の精進料理や水が旅人の体力回復のために提供されることもあります。
【迦葉殿(Jiaye Hall)】
華首門の下、天柱峰の東斜面に位置する迦葉殿は、鷄足山の寺院の中でも特に重要な位置を占めます。「山上第一寺」「鷄足山諸寺の祖堂」と尊称されています。殿前には長く急峻な石段が天へと続く道のようにそびえ立っています。
殿の裏手には、老木の下に大きな平らな岩、「盤陀石」(瞑想岩)があります。伝説では、鷄足山の開祖とされる迦葉尊者がここで深い瞑想に入り、500年を経た後、華首門へ移動してさらに悟りを究めたとされています。この殿は彼の名にちなんで名付けられました。
【放光寺】
放光寺の名前は、鷄足山八景の一つ「天柱仏光」に由来します。東南アジアの上座部仏教様式の建築配置を採り、優雅で静寂に満ちた雰囲気です。主に『華厳経』と『無量寿経』を修学しています。鳥居や放生池から経蔵、塔に至るまで、細部にまで洗練された静けさが感じられます。青々とした竹林と静かな小川に囲まれ、読経の声や寺の鐘の音が風に乗って優しく響き渡り、清浄で平和な空気を醸し出しています。
また、正午には美味しい精進料理が提供されます(要予約、喜捨制)。寺務所では、自由に持ち帰れる仏教経典を入手することもできます。
【虚雲寺】
虚雲寺は、紫雲峰の前、万寿庵の上に位置し、緑豊かな山々に囲まれています。大覚寺の旧跡に、偉大な禅僧・虚雲和尚を偲んで再建されました。この寺は、虚雲和尚が鷄足山で修行と教化の中心とした場所であり、近代における禅宗復興と僧伽改革に尽力した彼の歩みを今に伝えています。
境内は古柏と松の木に抱かれ、明代から伝わる御用梅の白い花が赤い壁によく映えています。その下では、金色のリコリス(曼珠沙華)が群れをなして咲き、「静寂と悟り」の禅的な趣をかもし出しています。三つの主要な殿堂が山の斜面に沿って並び、大雄宝殿の背後には虚雲和尚を祀る記念堂があります。庭園には観音池があり、清らかさと慈悲を象徴するこの池は、寺全体の静謐で霊的な雰囲気をよく表しています。
アクセス方法
【大理から】
・観光シャトルバス:
大理古城の南門旅遊客運センターから鷄足山行きの直通シャトルバスが運行しています。午前8時30分発で、山門まで直行します。帰りのバスは午後4時30分(祝聖寺発)、または午後4時(山門発)に出発します。
料金:1人85元(往復交通費のみ、入山料は含まれません)。
・レンタカーまたはハイヤー:
大理から鷄足山まで車で約1.5時間です。繁忙期は、山門で観光地内シャトルバスに乗り換える必要がありますが、閑散期は車両で祝聖寺駐車場まで直接入ることができます。
入山料金と交通手段
・入山券:1人55元
・景区内シャトルバス:片道1人15元
・ケーブルカー:上り45元 / 下り30元
おすすめコース
1. 日帰りコース
・ケーブルカー上り+徒歩下りコース:
ルート:祝聖寺 → 山上シャトルバス → ケーブルカー → 金頂寺 → 華首門 → 迦葉殿 → 慧灯庵 → 虚雲寺 → 石鐘寺 → 祝聖寺駐車場。
景色を楽しみながらも登山の楽しさを体験したい体力に自信のある方におすすめです。山の主要名所を深く探訪できます。
・ケーブルカー往復コース:
ルート:祝聖寺 → 山上シャトルバス → ケーブルカー → 金頂寺 → 華首門 → ケーブルカー下り。
ゆっくりとした観光を希望される方や、お子様、ご高齢の方とご一緒の場合に最適です。急な登山をせずに頂上のパノラマ景色を手軽に楽しめます。
2. 宿泊コース
時間に余裕のある方は、山に宿泊されることを強くお勧めします。翌朝には雲海と壮大な日の出をご覧いただけます。忘れられない光景となるでしょう。
宿泊施設の参考:金頂寺近くの宿坊、または祝聖寺近くの香会街沿いの旅館。
旅行アドバイス
1.標高と天候: 鷄足山は標高が高く、昼夜の気温差が大きいです。風防ぎのジャケット、保温着、滑りにくい登山靴をご準備ください。
2.野生の猿: 登山道沿いで野生のサル(マカク)に出会うことがあります。貴重品はしっかり管理し、餌を与えたり挑発したりしないようお気をつけください。
3.寺院でのマナー: 寺院内では控えめな服装を心がけ、静粛にし、仏教の習慣を尊重しましょう。
4.登山と時間管理: 徒歩で下山される場合は、シャトルバスの最終出発時刻までに乗車場所に戻れるよう、時間配分に十分ご注意ください。
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